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ゴルフバッグによく使用されるフェイクレザー(合成皮革)生地について!

2021.6.25

社長ブログ

皆様、こんにちは。

キャディバッグ専門メーカー、株式会社レゴリス代表の社御比(シャミヒ)と申します。

今回も、皆様への感謝の気持ちと、皆様のお困り事の解決に少しでもお役に立てたらと思い

第3回お役立ちブログを書きました。是非、お時間がある時にお読み下さい。

 

今日は、ゴルフバッグによく使用されるフェイクレザー(合成皮革)の生地について書きたいと思います。

弊社のブランド【SHERIFF】【VALIANT】【LUDIC】にもよく使用しております。

フェイクレザー(合成皮革)は質感や、その扱いやすさから人気の生地の一つです。

ゴルフバッグだけでなく、フェイクレザーの製品は様々な分野で使用されています。

例えば、クルマのシートや、ソファー、財布など、身の回りに必ず一つは見つける事ができ

人気の生地でございます。

一般的には、フェイクレザーというとポリウレタン樹脂性、塩化ビニル樹脂性のものを含みます。

編物や織物をベースにし、 その上部にポリウレタン樹脂(PU)、塩化ビニル樹脂(PVC)を塗布して、

皮革に似せて作られた人工素材になります。

PUレザーとPVCレザーの違いとは何か。それは表面に塗布された樹脂の違いです。

PUレザーはポリウレタン樹脂を表面に塗布するのに対して、PVCレザーは塩化ビニル樹脂を表面に塗り、

天然皮革に似せています。

 

続いて、PUレザーとPVCレザーの特徴についてお話します。

PUとは、「Polyurethane (ポリウレタン)」の略です。

柔らかくしなやかで、肌の様な風合いがあり、より本革(天然皮革)に近い質感があります。

疑似本革としては、最高級にあたります。弾力性、柔軟性が高く、やわらかいカーブがある部分等に

適しています。PVCレザーに比べると通気性があり、撥水性も高いのでメンテナンスが非常に簡単です。

※【PUレザーのお手入れの基本は乾拭きですので覚えておくと便利です。】

PVCレザーよりは経年劣化はしにくいですが、本革に比べると耐久性は劣ります。

湿度の高い場所での使用は、水分との化学反応を起こし、表面がボロボロになる(加水分解)可能性が

ありますので注意が必要です。

 

次にPVCとは、「Polyvinyl chloride (ポリビニールクロライド)」の略です。

耐久性が高く、汚れに強いので、水や中性洗剤で汚れを拭く事ができる為メンテナンスが非常に簡単です。

加工性が高く、機能性(抗菌等)の高い付加価値商品があります。

PVCレザーは比較的安価に手に入れる事ができますが、通気性や弾力性、柔軟性では、PUレザーには劣ります。

また、長年の使用で、表面が固くなり、経年劣化で表面のコーティングが割れるリスクがあります。

表面がつるつるしているので滑りやすく、通気性が低いため湿度の高い季節は汗でべたべたする点は、

以外と見落としやすい点ですのでご注意下さい。

 

以上が、PUレザーとPVCレザーの特徴についてになります。

ちなみに、弊社(株式会社レゴリス)のブランド商品【SHERIFF】【VALIANT】【LUDIC】は、

すべて経年劣化の少ない、弾力性、柔軟性が高い疑似本革としては、最高級にあたる【PUレザー】を

使用していますのでご安心ください。

今回は、ここまでになります。また次回のブログでお会いしましょう。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。