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ゴルフクラブの飛距離の目安は?番手別・男女別に解説

2025.12.22

コラム
ゴルフクラブの飛距離の目安は?番手別・男女別に解説

ゴルフに少しずつ慣れてくると「自分の飛距離は他のゴルファーと比べてどうだろうか?」「平均飛距離は超えているのか?」と気になってくることもあるかと思います。

今回は、番手別・男女別に、平均的な飛距離の目安をまとめました。また、飛距離に影響するクラブの要素や、なかなか飛距離が伸びないときに考えられる原因も解説しています。

さらに、飛距離を伸ばすためにできることもお伝えしているのでぜひ参考にしてください。

【番手別】ゴルフごとの飛距離の目安一覧

まずは、ゴルフクラブごとの飛距離の目安をご紹介します。

ドライバー

【男性】

Low Middle High
1W 200 230 260

【女性】

Low Middle High
1W 150 175 200

ドライバー(1W)は、ゴルフクラブのなかで、もっとも飛距離が出るクラブで、主にティーショットで使用されます。この第一打でボールをできるだけ遠くへと運ぶことで、第2打以降を、有利に進めることができます。

アマチュアゴルファーの目安としては、男性で200~260ヤード、女性で150~200ヤード程度です。ただし、すべてのクラブに共通するように、飛距離には、体力・年齢・技術レベルによる個人差があるため、この範囲に収まらない場合も珍しくありません。

フェアウェイウッド

【男性】

Low Middle High
3W 180 215 235
5W 170 195 210
7W 160 180 195

【女性】

Low Middle High
3W 125 150 180
5W 105 135 170
7W 95 125 160

フェアウェイウッドは、ドライバーの次に飛距離を伸ばしやすいゴルフクラブです。ロフト角の異なる番手がありますが、ここではよく使われている3W、5W、7Wの飛距離の目安をまとめています。

一般的に、番手の数字が大きくなるほどロフト角は大きくなり、その分、飛距離は短くなります。反対に、番手の数字が小さい(ロフト角が小さい)ほど、飛距離は伸びやすくなります。

つまり、番手だけを見ると、3Wはフェアウェイウッドのなかでもっとも飛距離を出しやすいクラブです。ただし、必ずしも万人に適しているとは限りません。とくにゴルフ初心者は、扱いが難しいと感じることが多いでしょう。

上記の理由としては、シャフトが長くコントロールが難しい点や、ボールを上げにくい点が挙げられます。そのため、最初のフェアウェイウッドとしては、5Wや7Wが推奨されるケースが多く見られます。

ユーティリティ

【男性】

Low Middle High
3UT 185 195 205
4UT 170 180 195
5UT 160 170 185
6UT 150 160 175

【女性】

Low Middle High
3UT 120 135 150
4UT 110 125 140
5UT 100 110 130
6UT 90 100 120

ユーティリティは、フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するゴルフクラブで、扱いやすさと飛距離のバランスに優れている点が特徴です。そのため、ロングアイアンの代わりに使われるケースも多く見られます。

また、「ゴルフ初心者の方に優しいクラブ」と言われることもあり、安定したショットを打ちやすい点も魅力のひとつです。

なお、ユーティリティのヘッド形状には2種類あり、フェアウェイウッドに似たものは「ウッド型」、アイアンに近いものは「アイアン型」と呼ばれています。

アイアン

【男性】

Low Middle High
3iron 160 180 200
4iron 150 170 185
5iron 140 160 170
6iron 130 150 160
7iron 120 140 150
8iron 110 130 140
9iron 100 120 130

【女性】

Low Middle High
3iron 100 125 160
4iron 90 120 150
5iron 80 110 140
6iron 70 100 130
7iron 65 90 120
8iron 60 80 110
9iron 55 70 95

アイアンは、狙った位置に正確にボールを飛ばすためのクラブです。番手ごとに長さやロフト角が異なり、飛距離の目安も異なります。そのため、打ちたい距離に合わせて、適切な番手を選ぶことが大切です。

とくに、7番アイアンはロフト角やクラブの重さ、シャフトの長さのバランスが良いことから、ゴルフ初心者におすすめのクラブとしてもよく知られています。

また、アイアンは一般的に「ロングアイアン」「ミドルアイアン」「ショートアイアン」の3種類に分けられますが、その区分方法に明確な定義はありません。

ウェッジ

【男性】

Low Middle High
PW(ピッチングウェッジ) 80 105 120
AW(アプローチウェッジ) 70 95 110
SW(サンドウェッジ) 65 90 110

【女性】

Low Middle High
PW(ピッチングウェッジ) 50 60 80
AW(アプローチウェッジ) 45 55 70
SW(サンドウェッジ) 40 50 60

ウェッジは飛距離を稼ぐというよりは、短い距離を打ったり、ボールをグリーンに寄せたりといった、コントロール性を求められる場面で活躍してくれます。

ロフト角が小さい順にPW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)と分けられています。

上記の他に、LW(ロブウェッジ)がありますが、こちらは、ロフト角が一番大きく、飛距離はほとんど出ません。主に、ボールを高く上げたいときに使用されます。

なお、ゴルフ初心者が扱いやすいのは、ソール幅が広くバランス角が大きいAWとSWです。

ゴルフにおける飛距離はランとキャリーの合計

ゴルフにおける飛距離とは、基本的にランとキャリーの合計を意味します。

キャリー ボールが空中を飛んだ距離のこと
ボールの初速や打ち出し角度、スピン量、風の強さなどが影響する
ラン ボールが地面に落ちてから転がった距離のこと
ボールのスピン量や芝の硬さ・長さ・生え方、風の強さなどが影響する

この二つが合わさって、ボールの飛距離となります。そのため、自身の飛距離を正確に把握したいのであれば、ランとキャリーそれぞれの距離を知ることを意識しましょう。

ゴルフの飛距離に影響する要素とは?

ゴルフの飛距離に影響する要素とは?
ゴルフの飛距離にはさまざまな要素が関係しています。ここでは3つの要素について解説します。

ボール初速(ヘッドスピード×ミート率)

ボール初速とは、インパクト直後のボールのスピードを指し、飛距離に大きく影響する要素です。ボール初速が速ければ速いほど、ボールはより遠くへ飛びやすくなります。

ボール初速の数値は「ヘッドスピード×ミート率」の計算式で求めることが可能です。

ヘッドスピードとは、クラブを振ってボールを打つ瞬間のヘッドのスピードのこと。速いほど、より大きな力でボールを押し出すことができ、飛距離も伸びやすくなります。

一方、ミート率とは、スイングで生じたエネルギーがどれだけ効率よくボールに伝わっているかを示す数値です。そのため、ただクラブを速く振るだけではなく、ミート率の向上も意識することで、より飛距離アップへとつながりやすくなるでしょう。

打ち出し角

打ち出し角とは、ゴルフボールがクラブに当たって飛び出す瞬間の地面に対する角度のことを指します。打ち出し角が高いと、ボールは高く上がりキャリー(空中での飛距離)が伸びる傾向があります。

ただし、高すぎる打ち出し角は、ボールが空中で失速してしまうため、飛距離が落ちる原因となります。

反対に、打ち出し角が低過ぎるとすぐにボールが地面に落ちてしまい、飛距離は伸びません。一般的に、ドライバーでの理想的な打ち出し角は、12〜18度と程度とされています。

スピン量(バックスピン量)

スピン量(バックスピン量)とは、ボールが空中を飛んでいる間にかかる回転数のことです。この数値が適正な範囲に収まっていれば、ボールは空中で安定しやすいことから、効率よく飛距離を伸ばすことができます。

一方、スピン量が少なすぎると、ボールがすぐに地面に落下してしまい、飛距離は伸びにくくなります。ひとつの目安として、ドライバー使用時の理想的なスピン量は2,000〜3000程度とされています。

なお、スピン量は弾道計測器を使うことで、正確に測ることが可能です。

ゴルフの飛距離が伸びない原因

ゴルフの飛距離が伸びない理由としては、スイング時のフォームやクラブの選び方などさまざまな要素が考えられます。この項目では、3つの原因について解説します。

体を上手く捻れていない

飛距離が出るゴルファーは、体のひねりから生まれるパワーをスイングにうまく活かしています。

一方で、飛距離が伸びにくい人は、体を上手にひねることができていない可能性があります。その主な原因として考えられるのは「正しいスイングが身についてない」や「体の柔軟性が足りていない」などです。

とくに初心者によくあるのは、腕の力だけでクラブを振ってしまうケースです。体の回転を使わないスイングでは、ヘッドスピードが上がらずに、飛距離も出にくくなってしまいます。

改善するためには、スイング時にひねりを意識することが大切です。また、日頃からストレッチをおこない柔軟性を高めることで、よりスムーズに体を使いやすくなるでしょう。

フォームに自信がない方は、一度プロのインストラクターに見てもらい、正しいスイングを身につけることも検討しましょう。

余分な力が入っている

飛距離を伸ばそうとするあまり、無意識に体に力が入り過ぎてしまう方もいらっしゃいます。

このような力みはスイングの動きを硬くしてしまうため、ヘッドスピードが低下し、飛距離が出にくくなることが考えられます。また、余分な力が入っていると、打ったボールが左右に曲がったり、インパクト前に地面を打つ「ダフり」の原因にもなることもあります。

まず、しっかり理解しておきたい点は、「力を込めれば飛距離が伸びるわけではない」ということ。スイング中に体がリラックスした状態を保つことが重要となります。

ゴルフクラブが自分に合っていない

自分に合わないゴルフクラブも、飛距離が伸びない原因となり得ることがあります。クラブには、長さ・重さ・ロフト角・シャフトの硬さなどの異なる、さまざまな種類が揃っています。

例えば、一般的には、同じヘッドスピードであれば、軽いクラブよりも重いクラブの方が飛距離は出やすいと言われています。 

しかし、体に対してクラブが重すぎると、振り切ることができず、フォームが崩れやすくなります。その結果、かえって飛距離が伸びにくくなる可能性があります。

このような問題を避けるためにも、自分の体格に合ったクラブを選びましょう。

ゴルフの飛距離を伸ばすためにできることは?

ここからは、ゴルフの飛距離を伸ばすためにできることを3つご紹介します。

ゴルフのレッスンを受ける

飛距離を伸ばすためには、自分のスイングの課題を知ることが大切です。そのための近道が、ゴルフインストラクターによるレッスンを受けることです。

レッスンでは、プロの視点から客観的にスイングをチェックしてもらい、的確なアドバイスをもらうことができます。そのため、自己流で練習するよりも効率的にフォームを改善でき、飛距離アップまでのスピードも早まるでしょう。

レッスンのスタイルは、マンツーマン形式やグループ形式などさまざまです。また、受講期間も単発から短期集中型まで幅広く用意されているため、自分に合ったスクールを選びましょう。

筋力アップ・柔軟性の向上を目指す

飛距離を伸ばすためには、スイングの技術だけでなく体づくりも欠かせません。筋力と柔軟性は、ボールに力を効率よく伝えるために重要な要素です。

例えば、体幹の筋肉を鍛えることでスイング時の安定感が増し、ブレの少ない力強いスイングが可能に。結果として、ボールにしっかりと力を伝えることができ、飛距離アップに繋がります。

また、柔軟性の向上により体の可動域が広がると、スイングアークが大きくなり遠心力が高まります。その結果、ヘッドスピードが上がり、飛距離が伸びる可能性があるのです。

筋力アップも柔軟性も、一日で手に入るものではありません。日常的にストレッチや筋トレを取り入れ、体を整えていくことを意識しましょう。

グリップの握り方を変えてみる

グリップは、ゴルファーの体とクラブをつなぐ唯一の接点です。そのため、握り方はスイングに影響する要素のひとつ。このグリップの握り方を変えることで、飛距離が伸びる可能性があります。

まず、グリップ方法(クラブを握るときの手の向きや角度)は以下の3つに分かれます。

ウィークグリップ
  • 正面から見て、左手の第三関節の膨らみが1個程見える握り方
  • 球筋をコントロールしやすく、方向性が安定しやすい
スクエアグリップ
  • 正面から見て、左手の第三関節の膨らみが2個程見える握り方
  • ボールを真っすぐ打ちやすい
ストロンググリップ
(フックグリップ)
  • 正面から見て、左手の第三関節の膨らみが3個程見える握り方
  • 飛距離を伸ばしやすい

上記の通り、一番飛距離がでやすいといわれているのは、ストロンググリップです。

ただし、人によってはストロンググリップだと、ボールがインパクト後に右へ飛び出してしまう「プッシュアウト」や、左へ大きく曲がる「引っかけ」が出やすくなることもあります。そのため、自分のスイングの傾向や癖もふまえて、最適な握り方を選びましょう。

ゴルフクラブをたっぷり収納できる!キャディバッグ3選

最後に、VALIANT/バリアントおすすめのゴルフアイテムを紹介。お気に入りのキャディバッグを手に入れて、ゴルフの時間をさらに充実させましょう。

ゴルフバッグ専門メーカーのレゴリス

私たち株式会社レゴリスはゴルフバッグ専門メーカーです。

ゴルフは単なる娯楽ではなく、『人を楽しくさせる』『人の笑顔をつくる』『人と人をつなぐ』特別なモノであることを世の中に伝え、一人でも多くのゴルファーを増やすことをミッションとして、モノづくりのまち東大阪市で誕生しました。

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