2025.7.9
コラムゴルフは紳士淑女のスポーツ。マナーを重視することから、ゴルフウェアやゴルフ場での振る舞いにも多くのルールが存在します。なかでもゴルフクラブごとに設定されているドレスコードは、初心者ゴルファーにとって悩みの種になりがちです。
この記事ではゴルフウェアのルールを男性・女性それぞれの視点からわかりやすく解説。初心者から経験者まで、誰もが安心してプレーを楽しめる服装選びのポイントを詳しくご紹介します。
まず前提として、ゴルフウェアには「ルール」と「マナー」の2種類があり、明確に「ルール」と呼べるものはゴルフクラブやゴルフ場の「ドレスコード(服装規定)」のみ。ただし、ルールとマナーが混在しているケースも多いため、両方を守ることがベストな判断だと言えます。
ここではゴルフ初心者が特につまずきやすいゴルフウェアの基本的なルールをご紹介。最低限守るべき服装を知ることで、ゴルフウェア選びに悩むこともなくなるでしょう。
ゴルフ場やゴルフクラブにはそれぞれ独自の「ドレスコード(服装規定)」が存在します。これはクラブの格式や方針によって細かく異なり、同じ服装でもあるクラブではOK、別のクラブではNGということも決して珍しくありません。
例えば、クラブハウス内ではジャケットの着用が義務づけられているところもあれば、入退場時の服装に厳しい決まりを設けているところもあります。一方、リゾート系のカジュアルなゴルフ場では比較的自由な服装が許容されているケースも。
そのため、ドレスコードは事前確認が必須。プレー当日に慌てないためにも、予約前や来場前にゴルフ場の公式サイトや案内メールでドレスコードを確認しておくことが重要です。
もし不明な点があれば電話で直接問い合わせることもおすすめ。ゴルフウェアのトラブルは入場を断られる原因にもなりかねないため、事前準備を怠らないようにしましょう。
関連記事:ゴルフ場の行き帰りにおける服装のマナーとは?男女別に例を挙げて紹介
ゴルフウェアには法律や統一された規則こそないものの、長年の慣習や業界全体の共通認識として守られている「暗黙の了解」があることをご存知でしょうか。これはマナーよりも厳しく、ルールと呼んでも差し支えないものです。
例えば、トップスには襟付きのシャツを選ぶこと、チノパンやスラックスを着用すること、ジーンズやTシャツ・サンダルは避けることなどがそれにあたります。これらはドレスコードに設定されていることも多い「ゴルフ場での常識」とも言えるルールであり、知らずに違反してしまうと周囲からの目が気になる場面もあるでしょう。
初めてゴルフに挑戦する方やカジュアルな服装に慣れている方にとっては少々ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、こうした「暗黙の了解」はゴルフの伝統を守りながらプレーを楽しむという基本的な配慮から成り立つもの。ルールを守ることでさまざまなトラブルを避けることができれば、プレーを存分に楽しむことができるでしょう。
「ゴルファーにふさわしい服装」とはゴルフというスポーツの格式や品位を保つ、清潔感ときちんと感のあるスタイルを指します。市販されているゴルフウェアだからといってゴルフウェアのルールに合致するとは限らないため、ルールを押さえたうえでゴルファーにふさわしい服装を選びましょう。
男性であれば襟付きのポロシャツにチノパンやスラックス、ベルトとゴルフシューズを合わせるのが基本スタイル。女性の場合は襟付きシャツに膝上10cmまでのスカートやキュロット、あるいは動きやすいパンツスタイルも人気です。どちらも共通して大切なのは、露出が多すぎたり派手すぎたりしないことです。
また、ラウンド中は動きやすさも重要になるため、服装ルールと機能性のバランスを考えてゴルフウェアを選ぶようにしましょう。「これくらいなら大丈夫だろう」という自己判断はルール違反に繋がりかねません。少しでも不安があるうちは仲間のゴルファーに確認してもらうなど、客観的に判断することをおすすめします。
ゴルフでは格式高い名門ゴルフクラブに限らず、通いやすい公共のゴルフ場にも一定のドレスコードが求められます。そのため、普段着の延長で服装を選んでしまうと、思わぬNGファッションになってしまうことも。
ここでは、ゴルフ場で好まれるメンズウェアの基本スタイルをトップス・ボトムス・シューズに分けて解説します。ゴルフウェアのルールを守り、ゴルファーとしての品位を保ちましょう。
メンズゴルフウェアにおいて最も重視されるのがトップスです。特に「襟付きシャツ」の着用はマスト。定番であるポロシャツを着る際は、裾をボトムスをしっかり収めることを忘れないようにしましょう。
一方、Tシャツやタンクトップ、無地のカジュアルなカットソーなどはマナー違反とされることが多く、特に格式あるゴルフクラブでは入場を断られることもあります。また、近年では許容されることも多いモックネックタイプやハイネック・タートルネックタイプですが、ドレスコードとして認められていないケースも少なくありません。
さらに、プレー前後にクラブハウスへ立ち寄る場合はジャケットの着用を求められることもあるため、事前にドレスコードを確認したうえで当日の服装を決めるのが賢明です。
関連記事:ゴルフでのモックネック着用はOKなのか?マナーをおさえてゴルフファッションを楽しもう
ボトムスでの注意点は、デニム(ジーンズ)やカーゴパンツのようなカジュアルすぎる服装は避けるということ。代わりに、チノパンやゴルフ専用のスラックスを選びましょう。清潔感があり動きやすく、かつきちんとした印象を与えるアイテムが理想です。
ショートパンツを選ぶ際も、ラフすぎない上品なデザインを心がけましょう。名門ゴルフクラブではハイソックスの着用が求められることがあるため注意が必要です。丈の短すぎるパンツやカジュアルパンツ、ダメージ加工のあるアイテムはゴルファーの品位を損ないかねないため、着用を避けたほうが無難です。
当然ながらゴルフシューズにもルールがあります。基本的にはゴルフ用のソフトスパイクシューズやスパイクレスシューズの着用がおすすめ。最近はスニーカータイプのゴルフシューズも増えており、自分のプレースタイルに合うシューズを選ぶのも良いでしょう。
ただし、どんなタイプであっても派手なデザインや極端に明るい色、奇抜な柄のシューズは避けたほうが賢明です。服装とのバランスを考えた控えめで落ち着いた色味を選ぶことが「場にふさわしい装い」となります。
また、クラブハウスへの入退場時に履く靴にも注意が必要です。スポーツサンダルやスニーカーはもちろん、時にはゴルフシューズですらNGとされることがあるため、シンプルな革靴を別に用意しておくと安心です。
一定のドレスコードや服装ルールを求められるのは女性も同じ。最近ではさまざまなブランドがデザイン性の高いレディースゴルフウェアを販売しており、ルールを守りながらオシャレを楽しむことができます。
とはいえ、「場にふさわしい服装」であるかを常に意識することは必要不可欠。ここではトップス・ボトムス・シューズの3つの観点から、レディースウェアの基本ルールを解説します。
レディースゴルフウェアも基本的には「襟付き」のトップスが推奨されます。必ずしも男性のように裾をボトムスにインする必要はありませんが、ゴルフクラブによってはルールが異なるため事前に確認しておいたほうが安心です。
また、タンクトップやキャミソールなど肩の露出が多いトップスはルール違反とされることが多く、クラブによっては入場すら断られることも。たとえ露出が少ないアイテムでも動いた際に裾から肌が見えてしまうのは好ましくないため、丈が短い場合はインナーを着用するなどの工夫が必要です。
レディースのボトムスは選択肢が広く、ファッションを楽しめるポイントのひとつ。ただし、上品で清潔感のある服装を心がけることが大前提です。
例えばスラックスやロングパンツなど、ストレッチの効いたパンツスタイルは動きやすく、季節を問わず着用できます。また、キュロットやスカートも特に夏の暑い時期に人気がありますが、丈が短すぎるものや露出が多すぎるデザインは避けたほうが賢明です。
目安としては、しゃがんだときに下着が見えない程度の長さが望ましいとされています。ゴルフクラブによっては「膝上10cmまで」といった明確なルールがありますので、ドレスコードに反しない服装を徹底しましょう。
ゴルフ場で履く靴は専用のゴルフシューズを選ぶのが原則です。ソフトスパイクタイプまたはスパイクレスタイプのシューズが一般的で、しっかりとしたグリップ力があるため安全にプレーできます。
ヒール付きの靴やパンプス、厚底サンダルなどは安全性や芝の保護の観点から着用は禁止です。また、なかには普段使いのスニーカーもOKとするゴルフ場はありますが、可能な限りゴルフ用に設計されたシューズを用意するのが無難です。
さらに、クラブハウスに入退場する際には別途ローファーやバレエシューズのような落ち着いた靴を持参しましょう。「少しくらい問題ないだろう」と思うかもしれませんが、ルールを守ってゴルフの品位を保つことがゴルフマナーにも繋がります。周囲への配慮を忘れないことで、ゴルフを心置きなく楽しむことができるのです。
最後に、私たちレゴリスおすすめのゴルフアイテムを紹介。ドレスコードを守った服装にも合わせやすい上品でオシャレなアイテムは「誰かと同じ物は持ちたくない」というこだわりゴルファーの想いを叶えます。
私たち株式会社レゴリスはゴルフバッグ専門メーカーです。
ゴルフは単なる娯楽ではなく、『人を楽しくさせる』『人の笑顔をつくる』『人と人をつなぐ』特別なモノであることを世の中に伝え、一人でも多くのゴルファーを増やすことをミッションとして、モノづくりのまち東大阪市で誕生しました。
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