2025.6.11
コラムゴルフは野外スポーツのひとつ。たとえ悪天候が予報されていたとしても、予約の都合などで中止にできないことも少なくありません。しかし、きちんと雨対策をしておけば、天気に左右されずにプレーを楽しむことが可能です。
この記事では、雨の日のゴルフを楽しむための秘訣や雨対策のポイントなど、実践的なゴルフの雨対策を詳しく解説します。「雨だからつまらない」と感じるのではなく、「雨でもゴルフを楽しめる自分」にステップアップするためのヒントをぜひチェックしてみてください。
目次
雨の日のゴルフは足元のぬかるみやグリップの滑り、視界の悪さなど、さまざまなハンデがつきもの。だからこそ、こうした悪条件でも快適にプレーできるかどうかは、事前にどれだけしっかりと雨対策ができているかにかかっています。
また、悪天候を単なるデメリットと考えるのではなくゴルファーとしてのスキルやメンタルを磨くチャンスとして前向きに捉えることができれば、プレーの質も楽しさも格段に変わってくるでしょう。
ここでは、悪天候でもゴルフを楽しむ秘訣として「雨対策」と「心構えのポイント」をご紹介します。
まず大切なのは、雨の可能性がある日は早めに準備をしておくこと。天気予報はこまめに確認し、少しでも天候に不安があるようなら雨対策をしておくに越したことはありません。
事前の雨対策として、防水性の高いレインウェアや滑りにくいグローブ、雨用のキャップやシューズカバーなどを用意しましょう。天候に合わせた装備を持っているだけで、プレー中のストレスは大きく軽減されます。
また、バッグの中に予備のタオルやビニール袋を忍ばせておくだけでも、急な雨に対応しやすくなります。グリップが濡れた際にすぐ拭けたり、濡れた衣類や雨具を分けて収納できたりと、ちょっとした工夫がプレーの快適さに直結するのです。
このように、雨が降ることを前提にしっかりと準備をしておくことが雨の日ゴルフを楽しむための第一歩。事前の雨対策がスコアにも気持ちにも大きな余裕を生んでくれることでしょう。
もうひとつ忘れてはいけないことが、雨の日こそスキルアップのチャンスだという考え方です。
悪天候の中で思い通りにスイングするためには、フォームの安定感や正確なショットコントロールが求められます。滑りやすい地面では体の軸を意識する必要がありますし、濡れたグリーンでは距離感やタッチの感覚も磨かれるため、いつも以上に練習になるでしょう。
さらに、雨の日は気分が沈みがちになるため、集中力を保つのも一苦労かもしれません。そのような状況でも自分を律してプレーできるようになれば、メンタル面の成長にもつながります。ライバルたちの調子が崩れていく中で自分だけが安定したプレーを続けられれば、大きなアドバンテージになるのです。
つまり、雨の日のゴルフは「ゴルフレベルを上げる絶好のチャンス」。天気を言い訳にせず、万全の雨対策を施したうえでラウンドに臨むことが、ゴルフ上達への近道となるでしょう。
雨の日のゴルフでも自分の実力を発揮するためには、事前の雨対策が欠かせません。では、具体的にどのような対策をすれば、悪天候でもゴルフを楽しむことができるのでしょうか。
ここからは、雨でも安心してプレーするための実用的な対策のポイントをわかりやすくご紹介します。ほんの少しの工夫と備えが、雨天ラウンドの印象を大きく変えてくれるはずです。
まず基本となるのが防水性の高いレインウェアの着用です。撥水加工の薄手レインウェアではなく、風や雨をしっかり防げる頑丈なタイプを選ぶのがおすすめ。
上下セットで用意しておけば、どんなに天候が悪化しても安心です。また、動きやすさも重視してスイングの妨げにならないデザインを選ぶと快適さが段違いでしょう。
通常のグローブは濡れると滑りやすくなりますが、雨や汗に強い全天候型グローブであれば、むしろ濡れることで強力なグリップ力を発揮します。全天候型グローブは耐久性にも優れているため、1枚持っておくと便利でしょう。
もし雨天用グローブの用意がない場合は、通常のグローブを4枚以上持参すると安心です。滑りやすくなったと感じたら新しいものに交換するようにしてください。
地面がぬかるむ雨の日には、防水仕様もしくは撥水性の高いゴルフシューズが必需品です。また、雨が強くなるとシューズの隙間から水が入りやすくなるため、事前に防水スプレーを使用するか、シューズカバーを上から装着しておくとより確実に足元を守れます。
さらに、靴の中が濡れると足が冷えて体調を崩す原因にも。特に冬の時期はすぐに冷えてしまいますので、靴の中まで濡れないように対策を行いましょう。
雨の中で視界を確保するためにも、ツバのあるレインキャップや防水タイプのレインハットをかぶると便利です。特にレインハットは360度ツバがついており、レインキャップよりも濡れにくいでしょう。
また、大きな傘やゴルフ用傘はゴルフクラブやキャディバッグを一緒に守るのに役立ちます。傘はゴルフ場に用意がありますが、コース移動の際にも重宝するため自分用の雨傘を1本持っておくことをおすすめします。
大きめのビニール袋は地味ながらも非常に役立つ万能アイテム。濡れたタオルや衣類を一時的に収納したり、雨で汚れたグッズを分けて持ち帰ったり、さらには急なゴミ処理にも使えます。
できれば数枚を折りたたんでキャディバッグに常備しておくと、いざというときに助かるでしょう。
雨の日のゴルフではどれだけ防水対策をしていても、プレー中に服や靴下が濡れてしまうことは多々あります。いつでも交換できるように着替えを複数用意しておくと、雨でも安心してプレーに集中できるでしょう。
また、濡れた衣類のままでいると体温が下がり、集中力の低下や体調不良の原因に。着替えることで心も身体もリフレッシュできるため、着替えは多めに持っていくことが賢明です。
雨の日は気温が下がりやすく、風がある場合はさらに身体が冷えやすくなります。そんなときに役立つのがタオルと温かい飲み物です。
タオルはプレー中に手やグリップを拭く用途だけではなく、濡れた部分を素早く乾かすためにも複数枚用意しておくのがベスト。吸水性の高いタオルや速乾タオルなら持ち運びも楽になります。
また、ポットや保温ボトルに温かいお茶やスープ、コーヒーなどを入れておくと、冷えた体を内側から温めることができます。雨の日ならではのケアを意識することでコンディションの悪いラウンドでも快適にプレーを楽しみましょう。
雨の日のゴルフは、普段とは違う状況に対応する柔軟さが求められます。もちろんプレー中の注意だけでなく、クラブハウス内や他のプレーヤーへの配慮も大切なポイントです。
ここでは、雨天時に気を付けたい基本的な注意点を3つご紹介します。
濡れた芝や傾斜のある場所では想像以上に足元が滑りやすくなります。無理にフルスイングをしたり、ラフやバンカーでバランスを崩すとケガの原因になることも。滑りにくいスパイクシューズの使用や慎重な移動を心がけ、必ず安全を第一に行動するようにしてください。
また、雨で濡れたグリップは手元が滑りやすくなり、ミスショットや飛距離不足に繋がりかねません。グリップはこまめにタオルで拭くか、全天候型グローブの利用を検討しましょう。
雨の日は傘やレインウェアが濡れたままになりがちですが、クラブハウス内では水滴を持ち込まないよう配慮することがゴルフでのマナーのひとつです。入り口付近でしっかり傘を畳む、レインウェアを脱いでタオルで軽く拭くなど、周囲への気遣いを忘れないようにしましょう。
雨天は気温が下がりやすく、冷えから集中力が途切れることも。特に女性は男性に比べて身体が冷えやすい傾向があるため、雨の日はスカートやワンピースなどの服装は控えることをおすすめします。
ウェアの中に薄手のインナーを重ね着したり、ポケットにカイロを入れたりするなどの冷え対策も万全にしておくことで、雨天ラウンドでも体調を崩しにくくなります。
ゴルフは基本的に多少の雨であればプレー続行となるスポーツですが、いくら雨対策が万全でも天候の悪化具合によっては中止を判断することも大切です。特にプライベートラウンドの場合はプレー可否の基準が曖昧になりやすいため、あらかじめ「どの程度の雨なら中止にするのか」を明確にしておくとトラブルを防ぐことができます。
一般的には「降水量が1時間あたり5mmを超える場合はプレーを中止すべき」と言われています。これを目安に天気予報をチェックし、雨足が強くなる予報が出ていれば安全やプレーの快適性を考えて中止の判断をするのが賢明です。
ただ、降水量が3mmを超えると雨足はかなり強くなるためプレーにも大きく影響します。雨に慣れていない初心者や雨対策に不安がある方は、無理せずプレーを控えたほうがいいでしょう。
また、雷注意報が出ている場合は雨足にかかわらず即中止を検討してください。ゴルフは広い土地で立って行うスポーツ。無理にラウンドを決行すると、落雷事故につながる可能性があります。
同伴者がいるラウンドでは、キャンセルのタイミングや中止の判断基準について事前に話し合っておくこともマナーのひとつです。「前日までに最終判断する」「朝◯時の天気で決める」など、ルールを共有しておけば当日のトラブルを防ぐことができます。
雨天時の判断は難しいものですが、自分や周りを危険にさらすべきではありません。「安全第一」であることを念頭に、臨機応変に対応する姿勢が大切です。
関連記事:「雨の日のゴルフはキャンセル可能?判断基準や対応、気になるキャンセル料について」
最後に、私たちレゴリスおすすめのキャディバッグを紹介。高級感溢れるワイルドなバッグが雨の日の憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれること間違いなしです。
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